2025年12月に登場した話題の新薬「ナルティーク」の特徴と、知っておきたい処方ルールについて解説します。
- ✅ 「ナルティーク」は、予防にも急性期にも使える日本初の飲み薬です。
- ✅ 新薬のルールにより、発売後1年間は「1回2週間分まで」しか処方できません。
- ✅ 予防療法で続ける場合、2週間ごとの受診が必要になりますが、当院のオンライン診療なら負担を軽減できます。
ナルティークってどんな薬?
2025年12月、片頭痛治療に新しい選択肢が登場しました。その名も「ナルティーク(成分名:リメゲパント)」です。
これまで、片頭痛の予防効果が高いお薬(CGRP関連薬)といえば、「エムガルティ」や「アジョビ」などの注射薬が主流でした。「予防はしたいけれど、注射は痛いし怖い…」とためらっていた方も多かったのではないでしょうか。
ナルティークは、そんな悩みを解決する画期的なお薬です。
ナルティークの3つの特徴
ここが新しい!
- 飲み薬(OD錠)である:水なしで飲める錠剤タイプで、注射の必要がありません。
- 「予防」と「急性期」両方に使える:頭痛が起きた時に飲む(急性期治療)ことも、頭痛が起きないように飲む(予防療法)こともできる、日本初のタイプです。
- 副作用が比較的少ない:従来のトリプタン製剤のような血管収縮作用がないため、高血圧や心疾患がある方でも使いやすいとされています。
このように非常に期待されるお薬ですが、使い始める前に知っておいていただきたい「大切なルール」があります。
1年間は「1回14日分」の処方制限があります
ナルティークは発売されたばかりの「新医薬品」です。
日本の医療制度では、安全性を慎重に確認するため、新薬が発売されてから1年間(2026年11月末頃まで)は、「1回の診察で処方できるのは14日分まで」という制限が設けられています。
具体的な処方日数
| 使用目的 | 飲み方 | 1回の処方上限 |
|---|---|---|
| 急性期治療 (痛い時だけ飲む) |
発作時に1回1錠 | 最大10回分まで(当院ルール) |
| 予防療法 (発作を抑える) |
1日おき(隔日)に1錠 | 14日分(=7錠)まで |
特に注意が必要なのは、「予防療法」として継続して服用する場合です。
なぜ「2週間ごとの受診」が必要なの?
「隔日投与(1日おきに飲む)なら、14錠もらえれば28日分(約1ヶ月)もつのでは?」と思われるかもしれません。
しかし、新薬の処方制限は「手元にある薬の数」ではなく、「治療を行う期間(日数)」に対して適用されます。厚生労働省のルールでは、隔日投与であっても「処方日数は14日分を限度とする」と定められており、これは「次の受診までの期間を14日以内に設定してください」という意味になります。
つまり、予防療法としてナルティークをしっかり続けるためには、1年間は「2週間に1回」のペースで受診していただく必要があるのです。
- 忙しくて2週間ごとに通院するのは難しい
- 病院の待ち時間が負担になる
- 仕事の休みが取れない
こうした理由で、せっかくの良いお薬を諦めてしまうのは非常にもったいないことです。
オンライン診療で通院の負担を減らす方法
当院では、この「2週間ごとの受診の壁」を低くするために、オンライン診療を積極的に活用しています。
初診からオンライン診療でナルティークの処方が可能です(※医師が必要と判断した場合)。オンライン診療を利用すれば、以下のようなメリットがあります。
オンライン診療のメリット
- 通院不要:ご自宅や職場からスマホで診察を受けられます。
- 待ち時間なし:予約時間になったらすぐに診察が始まります。
- お薬は配送:処方されたナルティークはご自宅のポストなどに届きます(またはお近くの薬局で受け取り)。
「2週間ごとの通院」は大変ですが、「2週間ごとのオンライン診察(数分程度)」であれば、お仕事の休憩時間や家事の合間にも無理なく続けられるのではないでしょうか。
もちろん、最初のうちは副作用の確認なども含めて慎重に診察を行いますが、安定していればオンラインでの経過観察がスムーズです。
「注射は怖いけど、今の薬では頭痛が治まらない…」と悩んでいた方にとって、ナルティークは待望の飲み薬です。14日制限というルールは少し面倒に感じるかもしれませんが、オンライン診療を組み合わせれば継続のハードルはぐっと下がります。「私にも使えるかな?」と思ったら、まずはお気軽にご相談ください。
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お薬の配送
診察後、処方薬をご自宅のポストへお届けします(最短翌日到着)。