専門医の頭痛ブログ

【頭痛専門医が解説】頭痛日誌の書き方|「続かない」を解決する無料ウェブアプリMyカルテ

頭痛日誌の書き方・活用法

「頭痛日誌をつけなさいと言われたけれど、何をどう書けばいいの?」「面倒で三日坊主になってしまう…」そんなお悩みはありませんか?

【この記事のポイント】
  • ✅ 頭痛日誌は「診断の精度向上」と「薬物乱用頭痛の予防」に必須のツールです。
  • ✅ 毎日詳しく書く必要はありません。最低限「日時・強さ・薬」があればOK。
  • ✅ 「続かない」「広告が邪魔」という方は、当院監修の広告なしアプリ「Myカルテ」がおすすめです。

なぜ「頭痛日誌」が必要なの?

「頭痛なんて、痛いときに薬を飲めばいいだけ」と思っていませんか?
実は、頭痛治療において日誌をつけることは、薬を処方することと同じくらい重要です。理由は主に3つあります。

頭痛日誌の3つのメリット

  • 正しい診断ができる:
    片頭痛か、緊張型頭痛か、それとも別の頭痛か。痛みの頻度や特徴を記録することで、医師はより正確な診断が可能になります。
  • 薬の飲みすぎを防ぐ:
    鎮痛薬を月に10日以上飲む状態が続くと、逆に頭痛が悪化する薬剤の使用過多による頭痛(MOH)になる恐れがあります。日誌で日数を可視化することが最大の予防策です。
  • 誘因(きっかけ)が見つかる:
    「生理の前に痛くなる」「雨の日に弱い」など、自分の頭痛のパターンが見えてくると、予防的な対策が取れるようになります。

何を書けばいい?(最低限の項目)

「日記」といっても、文章を書く必要はありません。診断と治療に必要なのは、以下のシンプルな事実の記録だけです。

  • 日時・時間帯(朝・昼・夕など)
  • 痛みの強さ(0:なし 〜 10:最大の痛み)
  • 薬の使用(飲んだ薬の名前と、効いたかどうか)
  • 女性の場合:月経(生理周期との関連を見るため重要です)
  • メモ(低気圧、睡眠不足、人混みなど、思い当たるきっかけがあれば)

完璧を目指さなくて大丈夫です。「つけ忘れたら翌日まとめて書く」くらい気楽なスタンスで、細く長く続けることが何より大切です。

「続かない」を解決するアプリ活用法

頭痛日誌が続かない最大の理由は、「記録の手間」と「ツールの使いにくさ」にあります。

  • 「紙のノートを持ち歩くのが面倒」
  • 「無料アプリを使っているけど、頭が痛いときに広告動画が出てきてイライラする」
  • 「機能が複雑すぎて使いこなせない」

こうした患者さんの声にお応えして、当院では「誰でも簡単に続けられて、治療に役立つ」ことだけに特化したWebアプリ「Myカルテ」を開発しました。

一般的な大手アプリと比較しても、治療に必要な機能に絞り込み、ストレスなく使える設計になっています。

特徴 一般的な無料アプリ 当院の「Myカルテ」
広告表示 あり(動画広告など) 完全なし(無料でも!)
入力の手間 詳細すぎて複雑なことも スマホでタップするだけ
記録の修正 制限がある場合も 過去30日まで遡ってOK
医師との連携 画面を見せて説明が必要 受診時に自動連携

「Myカルテ」はアプリストアからのダウンロード不要で、メールアドレスさえあれば今すぐ無料で使い始められます。

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受診時の活用法(Myカルテなら手ぶらでOK)

通常の頭痛日誌の場合、受診時には以下の情報を医師に伝える必要があります。

受診時に医師が見たいポイント

  • 直近1〜3ヶ月の頭痛の回数
  • 薬を飲んだ日数(月10日を超えていないか)
  • 薬の効果(効きが悪い薬はないか)

紙のノートや一般的なアプリをお使いの場合は、診察室でこれらを集計して報告したり、画面を見せたりする必要があります。

しかし、「Myカルテ」をお使いの方は、スマホを取り出す必要すらありません。
当院を受診される際、あなたの記録データは医師の管理画面にリアルタイムで連携されています。医師は診察前にあなたの頭痛状況を詳しく把握できているため、診察時間を「説明」ではなく「これからの対策の相談」に有効活用できます。

前川医師
頭痛専門医のひとこと

頭痛日誌は、あなたと医師をつなぐ「共通言語」です。
「何となく痛い日が多い」と伝えるよりも、「月に8回痛くて、そのうち5回薬を飲んだ」と記録があるだけで、治療の方針はガラリと変わります。
「Myカルテ」は、皆さんの負担を少しでも減らすために作りました。まずは1週間、自分の頭痛を記録することから始めてみませんか?

頭痛専門医の写真(前川裕貴 医師)
この記事を書いた医師
頭痛センター長 頭痛専門医 前川裕貴

頭痛は”記録×使い分け”で変えられます。あなたに合う薬・使い方・生活の整え方を、診療とMyカルテで一緒に見つけましょう。

頭痛ダイアリー「Myカルテ」 無料

スマホから簡単に頭痛を記録。当院の受診有無にかかわらず、どなたでも無料でお使いいただけます。

  • スマホで簡単記録 — メールアドレス登録ですぐに開始
  • 気圧アラート機能 — 低気圧を予測し、事前の対策をサポート
  • 医師へ自動連携 — 当院受診時はデータが医師へ自動共有。説明不要でスムーズ
💡 今すぐ使える:新規登録ボタンからメールアドレスを入力するだけ。1分で記録を始められます。

オンライン頭痛外来のご予約

公式LINEから予約し、ご自宅から受診できます。
Myカルテの記録があれば、診察時の説明の手間も省けます。

⚠️ 注意:急な悪化、意識障害、麻痺、激烈な頭痛などの救急症状は本外来の対象外です。すぐに救急外来を受診してください。
ご予約から受診までの流れを見る
  1. 1

    Myカルテ登録(推奨)

    まずはMyカルテに無料登録。日々の頭痛をスマホで記録しておくと、自身の傾向把握に役立ちます。

  2. 2

    LINEから予約

    公式LINEを追加し、メニューから「頭痛外来」を予約。問診票に回答します。

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    オンライン診察

    予約時間になったらビデオ通話を開始。Myカルテのデータは医師の手元に自動連携されているため、説明の手間が省けます。

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    お薬の配送

    診察後、処方薬をご自宅のポストへお届けします(最短翌日到着)。