専門医の頭痛ブログ

カフェインと片頭痛|効くとき・悪化するときと賢い“付き合い方”

結論:少量を一定に。発作時は「早めに」活かす、日常は飲み過ぎ&毎日依存を避ける

医師より
カフェインは効くときは強い味方ですが、毎日の多量急な断ちは離脱頭痛の原因になります。ルールを決めて運用しましょう。

効くとき/悪化するとき

効くとき悪化するとき
発作の初期に少量(薬と併用)毎日多量(エナジー飲料・大容量コーヒー)
睡眠不足の朝に少量で覚醒午後〜夜の多量→睡眠質低下→翌日の頭痛
片頭痛薬(アセトアミノフェン/NSAIDs)と併用急な断ちで離脱頭痛

賢い“付き合い方”ルール

  • 日常は1日0〜1杯(多くても2杯まで)
  • 午後は控える(睡眠の質を守る)
  • 週に“カフェイン休み”を1〜2日つくる
  • 発作時は早めに少量+薬の併用を検討

10/15ルールとの整合

急性期薬は片頭痛薬10日以内/単純鎮痛薬15日以内に。カフェイン入りOTCを連用するとMOHの温床に(詳しくはこちら)。

医師より
自分の「当たり量」は人それぞれ。頭痛日誌杯数・時刻・効きをセットで記録すると最適解が見つかります。

これは避けて

  • 毎日のエナジー飲料で“つなぐ”
  • 寝る前3時間以内のカフェイン
  • 不安で徐々に増量(依存・離脱の悪循環)

当院オンライン受診の目安

  • カフェインで効いた/悪化が混在して迷っている
  • 薬の回数が増えてきた/カフェイン入りOTCを連用している
  • 発作と睡眠・生活の最適化を設計したい

当院オンライン頭痛外来の流れ

1

公式LINEを登録

メニューから「予約」→「頭痛外来」を選択してください。

2

初診を予約(ビデオ診療)

ご都合のよい日時をお選びください。

3

予約後にカルテIDを発行

患者さま専用の頭痛問診票・頭痛日誌をLINEでご案内します(初診までにご記入)。

4

日誌をもとに診察

合う薬・使い方・生活の整え方を設計。
ご希望によりパーソナルサポート(自由診療)で日誌のAI分析・グラフ化・24時間チャットを追加(詳しくはこちら)。

頭痛日誌のAI分析・グラフ化のサンプルイメージはこちら
頭痛日誌のAI分析・グラフ化のサンプルイメージ
※サンプルです。実在の症例ではなく、効果を保証するものではありません。
頭痛専門医の写真(前川 裕貴 医師)
この記事を書いた人
頭痛センター長・頭痛専門医 前川 裕貴(医師)

オンライン頭痛外来は前川が担当します。記録を活かした診療(頭痛日誌のAI分析)で、“合う薬・使い方・生活の整え方”を一緒に設計します。※救急を要する症状は当院の対象外です。

オンライン頭痛外来のご案内

ご予約はLINEからお願いいたします。まずは落ち着ける場所で休み、合う薬・治療方針を一緒に見つけましょう。
頭痛日誌サンプルもご用意しています。当院では頭痛日誌をGoogleフォームで提出いただき、集計&解析して診療に役立てています。
さらにパーソナルサポートプラン(自由診療)では、日誌をAIで分析して傾向をレポート&グラフ化。24時間チャットで医師といつでも相談できます。

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保険診療はオンライン頭痛外来、自由診療の詳細はリンク先をご確認ください。