専門医の頭痛ブログ

【頭痛専門医が解説】気圧と頭痛(天気頭痛)|低気圧が来る前に“手を打つ”チェックリスト

気圧と頭痛の関係(低気圧と片頭痛)

結論:低気圧が「来る前」に、決めた一手をセットしておくと楽になります

専門家コメント:気圧は引き金(トリガー)の一つ。原因そのものを消せなくても、準備で体感は大きく変わります。

あなたは気圧に反応しやすい?(自己チェック)

  • 雨の前日〜当日に頭痛/肩首の重さが増える
  • 季節の変わり目に頻度が上がる
  • 耳のつまった感じ/めまい/だるさを伴う

気圧×頭痛のイメージ(ミニグラフ)

気圧が下がる局面で頭痛リスク↑。予報で傾向を見たら、前日から準備を。

来る前の準備(チェックリスト)

  • 睡眠と水分を1日早く整える(寝だめ/夜更かしは×)
  • 早めの内服:効きやすい市販薬/処方薬を決めておく
  • 遮音・遮光の環境を確保(イヤープラグ/遮光眼鏡)
  • 予定を軽めに調整(会議の連続を避ける 等)

薬との上手な付き合い方

急性期薬は早め・十分量がコツ。ただし回数は10日/15日ルール以内に。
頻発するなら、片頭痛の予防薬(飲み薬/CGRP)や、月経関連など周期のある方は短期予防も検討します。

使い過ぎが心配なら:薬剤使用過多による頭痛(MOH) をチェック。

当院オンライン受診の目安

  • 低気圧で月数回以上つらく、仕事/家事に支障
  • 薬が効きにくい/回数が増えがちで不安
  • 予防薬/短期予防の設計を相談したい(生活合わせ)

※緊急の強い神経症状・発熱・雷鳴頭痛は救急へ。当院は救急対応の範囲外です。

頭痛専門医の写真(前川裕貴 医師)
この記事を書いた医師
頭痛センター長 頭痛専門医 前川裕貴

頭痛は”記録×使い分け”で変えられます。あなたに合う薬・使い方・生活の整え方を、診療とMyカルテで一緒に見つけましょう。

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⚠️ 注意:急な悪化、意識障害、麻痺、激烈な頭痛などの救急症状は本外来の対象外です。すぐに救急外来を受診してください。
ご予約から受診までの流れを見る
  1. 1

    Myカルテ登録(推奨)

    まずはMyカルテに無料登録。日々の頭痛をスマホで記録しておくと、自身の傾向把握に役立ちます。

  2. 2

    LINEから予約

    公式LINEを追加し、メニューから「頭痛外来」を予約。問診票に回答します。

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    オンライン診察

    予約時間になったらビデオ通話を開始。Myカルテのデータは医師の手元に自動連携されているため、説明の手間が省けます。

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    お薬の配送

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