頭痛が起きた時、何科を受診すればよいか迷った経験はありませんか? 「このくらいの頭痛で病院に行くのは大げさかも」「行くなら脳神経外科?それとも普通の内科?」と悩んでいるうちに、市販薬でごまかしてしまう方も多いかもしれませんね。
しかし、頭痛には命に関わる危険なものから、生活の質(QOL)を著しく下げる慢性的なものまで、様々な種類があります。適切な診断と治療を受けるためには、最初の「診療科選び」がとても重要です。
この記事では、頭痛専門医の視点から、それぞれの診療科の役割の違いと、なぜ慢性頭痛には専門医が適しているのか、そしてオンライン診療との相性について優しく解説していきます。
- ✅ まずは命に関わる「危険な頭痛」のサインを知ることが最優先です。
- ✅ 「脳神経外科」は主に危険な頭痛の除外、「頭痛外来」は慢性頭痛の診断・治療が専門です。
- ✅ 慢性頭痛は継続的な管理が重要で、通院しやすい「オンライン診療」と相性が良いです。
まずはチェック!命に関わる「危険な頭痛」のサイン
頭痛の診療で最も大切なことは、命に関わる可能性のある「二次性頭痛」(脳の病気などが原因で起こる頭痛)を見逃さないことです。特に「脳神経外科」が専門とするのは、こういった緊急性の高い頭痛です。
以下のようなサイン(Red Flags=危険信号と呼ばれます)が一つでも当てはまる場合は、迷わず救急外来を受診するか、すぐに脳神経外科のある病院に連絡してください。
危険な頭痛のチェックリスト
- 今までに経験したことのない、突然の激しい頭痛(バットで殴られたような痛み)
- 時間とともに、どんどん痛みが強くなっていく
- 発熱、首の硬直(首が硬くて曲がらない)を伴う
- 意識がもうろうとする、けいれんが起きた
- 手足の麻痺、ろれつが回らない、物が二重に見えるといった症状がある
- 50歳以降になって初めて経験する頭痛
これらのサインは、くも膜下出血、脳出血、脳腫瘍、髄膜炎といった緊急治療が必要な病気の可能性があります。「いつもの頭痛と違う」と感じたら、まずはこれらの除外が最優先です。
「脳神経外科」「脳神経内科」「頭痛外来」どう違うの?
危険な頭痛のサインが当てはまらなかった場合、次に考えるのが「慢性的な頭痛(一次性頭痛)」の可能性です。代表的なものに片頭痛や緊張型頭痛があります。
これらの頭痛を相談する場合、どの科が適しているのでしょうか?それぞれの役割を表にまとめてみましょう。
| 診療科 | 主な役割と得意分野 |
|---|---|
| 脳神経外科 | CTやMRIを使い、脳出血、くも膜下出血、脳腫瘍など、命に関わる病気(二次性頭痛)を「除外診断」するのが最も得意な科です。手術が必要な病気を扱います。 |
| 脳神経内科 | 脳や脊髄、神経、筋肉の病気を全般的に(手術以外で)診療します。頭痛ももちろん診療対象ですが、中にはパーキンソン病や認知症など、他の神経疾患をメインに診ている医師もいます。 |
| 一般内科 | 風邪や発熱に伴う一時的な頭痛の相談には乗ってもらえますが、慢性的な片頭痛などの専門的な診断や治療管理は難しい場合があります。 |
| 頭痛外来 (頭痛専門医) | 「一次性頭痛(慢性頭痛)」の「鑑別診断」と「継続的な治療管理」を専門とします。国際頭痛分類(ICHD-3)に基づき、頭痛のタイプを正確に見極め、最適な治療プラン(急性期治療・予防治療)を立てます。 |
つまり、「頭が痛い」からといって、いきなり「脳神経外科」に行っても、「検査では異常ありませんね」と言われて鎮痛剤だけ処方され、根本的な解決に至らないケースも少なくないのです。
まずは危険な頭痛を除外することが大切です。その上で「検査で異常はないけれど、頭痛が繰り返し起こってつらい」という方こそ、頭痛専門医の出番なんです。あなたのその頭痛、諦めないでくださいね。
なぜ「頭痛専門医」による診断が重要なのか
「たかが頭痛」と思っていても、専門医による正確な診断が重要なのには、はっきりとした理由があります。
1. 頭痛のタイプを正確に見極めるため
国際頭痛分類(ICHD-3)では、頭痛は実に100種類以上に分類されます。例えば、ご自身では「緊張型頭痛」だと思っていても、実は「前兆のない片頭痛」であることも多いです。また、市販薬の使いすぎでかえって頭痛が悪化する「薬剤の使用過多による頭痛(MOH)」を起こしている可能性もあります。
頭痛専門医は、詳しい問診(頭痛の頻度、持続時間、痛みの質、伴う症状など)を通して、あなたの頭痛の「本当のタイプ」を正確に診断します。タイプが違えば、効く薬も対処法も全く異なるのです。
2. 最適な治療法(予防・急性期)を選択できるため
診断がつけば、次は治療です。「頭痛の診療ガイドライン2021」に基づき、専門医は様々な選択肢を提示できます。
- 急性期治療: 痛みが起きた時にどう抑えるか。市販薬で効かない方にも、トリプタン系薬剤や、新しいレイボーやゲパント系薬剤といった専門的な処方薬があります。
- 予防治療: そもそも頭痛を起こさせないようにする治療です。頭痛の回数が多い方(月に2回以上など)には、飲み薬やCGRP関連抗体薬(注射薬)といった予防治療を組み合わせることで、生活の質を大きく改善できる可能性があります。
専門医でなければ、こうした新しい治療法や、患者さん一人ひとりのライフスタイルに合わせた治療の「さじ加減」を調整するのは難しいのです。
慢性頭痛とオンライン診療がマッチする理由
片頭痛などの慢性頭痛の治療は、一度の受診で終わるものではなく、「継続的な管理」が最も重要です。
しかし、現実はどうでしょうか。
- 頭痛がひどい日に、わざわざ病院まで出かけるのはつらい…
- 仕事や家事が忙しくて、定期的な通院の時間が取れない…
- 病院の待合室で待つこと自体がストレスで、頭痛が悪化しそう…
こうした「通院の壁」が、治療の継続を妨げてしまうことが多くあります。
そこで、「頭痛の診療ガイドライン2021」でも、片頭痛などのフォローアップにおけるオンライン診療(遠隔診療)の有用性が示唆されています。慢性頭痛の診療は、このオンライン診療と非常に相性が良いのです。
オンライン診療のメリット
- 通院の負担ゼロ: 自宅や職場など、都合の良い場所から受診できます。交通費や移動時間、待合室での待ち時間は一切かかりません。
- 治療の継続しやすさ: 「頭痛がひどくて動けない日」でも、ベッドの中からでも医師の診察を受けられます。これにより、治療が中断してしまうのを防げます。
- 心理的ハードルの低下: 「こんなことで病院に…」とためらっていた方でも、スマホ一つで気軽に専門医に相談できます。
もちろん、初回の診断や、危険な頭痛を除外するための検査(CT/MRIなど)が必要な場合は対面診療が原則です。しかし、診断が確定し、治療方針が決まった後の「定期的なフォローアップ」や「お薬の調整」の多くは、オンラインで十分に対応が可能です。
忙しい現代人にとって、オンライン診療は、慢性頭痛という長く付き合っていく病気を管理するための、非常に合理的で有効な選択肢と言えるでしょう。
「頭痛くらい」と我慢しないでください。特に慢性頭痛は、適切な診断と継続的な治療管理で、生活が大きく変わる可能性があります。通院がネックだった方も、今はオンラインという便利な選択肢があります。まずは一度、あなたの頭痛についてお話を聞かせていただけませんか?
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