専門医の頭痛ブログ

子どもの頭痛(小児・10代)|学校での対処・見分け方・受診の目安

子どもの頭痛の対処(学校と家庭)

結論:休ませて早めの一手学校での配慮で、子どもの頭痛は大きく楽になります

医師より
子どもにも片頭痛があります。無理に我慢させず、静かな場所で休ませる→適切な薬を早めに。頻度が増えるなら予防も検討しましょう。

これ、子どもの片頭痛かも?(見分け)

  • ズキズキ/拍動性、光や音に弱い、吐き気/嘔吐
  • 家族に片頭痛がいる
  • 体調・天候・睡眠不足・ストレスで悪化
  • 腹痛・めまいがセットになることも

学校での配慮(先生へのお願い例)

場面配慮
発作時保健室で静かな暗めの環境/少量の水分/必要時は事前許可の薬を使用
授業席替え(光・騒音を避ける)/休憩を入れる
行事長時間の移動・強い光・音を避ける/分散

今日の対処(家庭)

  • 静かで暗めの場所で安静、少量ずつ水分
  • 年齢・体重に合わせたアセトアミノフェン/イブプロフェンを早めに(用量は医師/薬剤師の指示)
  • 吐き気が強い時は制吐薬を併用することも

※薬の使用は10日/15日ルールを超えない運用に(MOH 参照)。

医師より
「効かない回」はタイミングを見直すと改善します。頭痛日誌で“効いた・効かない”を1行記録してください。

緊急受診のサイン

  • 突然の激しい頭痛(雷鳴頭痛)
  • けいれん・意識障害・麻痺・発熱・項部硬直
  • 頭部外傷後の頭痛・嘔吐が持続

当院は救急対応は行いません。緊急が疑われる場合は地域の救急へ。

当院オンライン受診の目安

  • 月に数回以上の頭痛で学校・生活に支障
  • 薬の使用回数が増えてきた/効きが不安定
  • 学校向けの配慮メモや、予防・生活調整の設計が必要

当院オンライン頭痛外来の流れ

1

公式LINEを登録

メニューから「予約」→「頭痛外来」を選択してください。

2

初診を予約(ビデオ診療)

ご都合のよい日時をお選びください。

3

予約後にカルテIDを発行

患者さま専用の頭痛問診票・頭痛日誌をLINEでご案内します(初診までにご記入)。

4

日誌をもとに診察

合う薬・使い方・生活の整え方を設計。
ご希望によりパーソナルサポート(自由診療)で日誌のAI分析・グラフ化・24時間チャットを追加(詳しくはこちら)。

頭痛日誌のAI分析・グラフ化のサンプルイメージはこちら
頭痛日誌のAI分析・グラフ化のサンプルイメージ
※サンプルです。実在の症例ではなく、効果を保証するものではありません。
頭痛専門医の写真(前川 裕貴 医師)
この記事を書いた人
頭痛センター長・頭痛専門医 前川 裕貴(医師)

オンライン頭痛外来は前川が担当します。記録を活かした診療(頭痛日誌のAI分析)で、“合う薬・使い方・生活の整え方”を一緒に設計します。※救急を要する症状は当院の対象外です。

オンライン頭痛外来のご案内

ご予約はLINEからお願いいたします。まずは落ち着ける場所で休み、合う薬・治療方針を一緒に見つけましょう。
頭痛日誌サンプルもご用意しています。当院では頭痛日誌をGoogleフォームで提出いただき、集計&解析して診療に役立てています。
さらにパーソナルサポートプラン(自由診療)では、日誌をAIで分析して傾向をレポート&グラフ化。24時間チャットで医師といつでも相談できます。

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保険診療はオンライン頭痛外来、自由診療の詳細はリンク先をご確認ください。